職長・安全衛生責任者教育講習会が開催されました
令和2年1月23日(木)、24日(金)仙台市戦災復興記念館において、職長・安全衛生責任者教育講習会(※1)が開催されました。(受講者数19名)
(※1)労働安全衛生法第60条で「新たに職務に就く職長、又は作業を直接指揮・監督するものは、安全又は衛生のための教育を受講すること」と義務付けられております。
開会挨拶:「職長は労働者の健康と安全を確保する上で大変重要な立場であり、この講習で成果が生かされるようしっかり受講してほしい」広報・事務・安全委員会委員長/渋谷幸彦氏
本講習担当スタッフ(広報・事務・安全委員会委員と協会事務局)会場準備、受付、記録等担当
講師は鎌田浩氏(※2)が務め、午前中は、研修の目的、建設業における造園業の定義、安全な方法と設備で作業を行う作業計画、危険予測対策の重要性ついて等、講義を中心に行いました。
(※2)新CFT(Construction Foreman Trainer=建設業職長トレーナー)/建設業労働災害防止協会
午後は受講者が4グループに分かれ、グループごとにリーダー、書記、発表者と役割を決め、例題の作業を元にディスカッションを行いました。
作業手順を整理し、危険性・有害度を洗い出し、その可能性と重要性を見積(ランク付け)、対策(リスク低減措置)をまとめ、発表するという大変実践的な内容でした。
2日目も引き続きグループディスカッションを行い、「意見をまとめ発表する事=職長として的確に人に伝える大切さ」を学び、最初は戸惑っていた受講者からも活発な意見が出るようになっていました。
講義は法令を中心に、職長・安全衛生責任者の位置づけ、役割としての連絡調整、OJT、技術向上訓練支援等、現場で責任者として関わらなければいけない、重要で多様な職務を丁寧に解説いただき、とても充実した研修のうちに2日間の講習会が修了しました。
建設業現場における混在作業、施工技術の高度化と機械化が進む今日、職長及び安全衛生責任者の役割の重要性はさらに増しています。
職長及び安全衛生責任者が各々の役割と職務を同時に理解し、リスクアセスメントの手法をしっかり学び、現場に持ち帰ってすぐ実践にいかせる内容の本講習を、“現場で働くキーマン”人材必須の講習として、より多くの方へ受講をお勧めいたします!